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【支援先サロン取組紹介】美容室バンビーラ

支援先サロン取組紹介 美容室バンビーラ 支援先サロン取組紹介
【取材・執筆協力】 美容室バンビーラ・東京都美容生活衛生同業組合

BA東京美容コンソーシアムは、公益財団法人東京しごと財団から「団体別採用力スパイラルアップ事業」を受託し、支援先25サロンを対象に支援を行っています。
この度、支援先サロンである美容室バンビーラの高松かすみオーナーにインタビューを行いましたので、今回はそのインタビュー内容をもとに、サロンの特徴や、採用の現況などについて、好事例としてご紹介します。

美容室バンビーラのコンセプトは「お客様の日常に寄り添い、日々の生活が心地良く、ハッピーになれる。そんなヘアスタイルをお届けします。」まさに、お客様の日々の生活に寄り添うような営業スタイルで、八幡山と幡ヶ谷で10年以上、地域密着型サロンとして営業してきた。
バンビーラの売りは美容室全体のアットホームな雰囲気と、スタッフ全員が20年以上のベテラン美容師であることからくる技術力の高さだ。経験から導かれる、バンビーラ式カウンセリングは、顧客の頭皮や髪の悩み、コンプレックスなどを浮き上がらせ、似合うスタイルを作り上げる。顧客の世代層も幅広く、長く地域に住んでいるお年寄りもいれば、幼少時に通っていた顧客が大人になり、子供を連れて来店することもある。

バンビーラ

採用は都会のサロンとの住み分け

スタッフはここ3年間1人の退職者もなく定着している。過去には若手スタッフの定着が課題であった。若手スタッフの多くが1年~3年で辞めてしまっていたそうだ。新卒の人材を求めて、美容学校を訪問して、徒労に終わってしまうことも多かったという。そこで発想を変えて、サロンに馴染み、定着しそうなママ美容師を採用したところ、それが成功した。
「住み分けなんだと思う。穏やかに働くことが出来るのがうちのサロンの売りなので、都心で働くことに疲れた美容師さん達が、自分時間を大事にしたくなった時に、魅力を感じるサロンでありたい」インタビュー中、高松かすみオーナーは自サロンをそう評していた。その評価通り、美容室バンビーラは穏やかに働くことが出来るサロンだ。8時間勤務で残業時間はここ1、2年でほぼ0になった。有給休暇も必要に応じてとることが出来るし、夏季と年末年始はそれぞれ6日間の休みがある。ガッツリと働く人には向かないが、自分時間を大切にする美容師には良い環境だ。
女性活躍の観点からみても美容室バンビーラは優れたサロンだ。ここ1年で非正規の女性スタッフ3名を正規で登用している。その中には60代の女性美容師もいれば、短時間正社員として登用した女性美容師もいる。スタッフはそれぞれやる気があり、60代女性美容師は、特別給付金を活用してシザーを新たに購入し、同世代のお客様の支持をさらに高めている。その親しみやすさと経験から、パーマやカラーをお願いする固定客も複数名いるという。女性が一生働いていけることが美容師の良さであり、まさにそれを思い起こさせるような話だ。

団体別採用力スパイラルアップ事業について

団体別採用力スパイラルアップに参加した理由は、働き方改革と女性活躍推進というテーマに興味があったからだという。美容室バンビーラのスタッフ数は8人いるが、その中にママ美容師が5人おり、女性が生涯輝けるための雇用環境整備や技術の習得が無料で出来るということは、魅力的だったそうだ。
今回、新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあり、各種講習会については本事業内で参加することは叶わなかったものの、増毛エクステンション講習会については内容を聞いたことで興味を持ち、今後同様の講習会があった際には受講し、サロンのメニューに追加する予定であるとのこと。
また、コンサルティングでは、営業時間の見直しについてコンサルタントに相談し、業務の効率化を図るため「連絡事項やミーティングについては、予約の無い短時間で設定すること」「閉店の清掃等については営業時間内に終わらせるようにすること」等具体的なアドバイスをもらい、実践することで、残業時間の削減につながった。育児休業や介護休業に関連する東京都の奨励金や労務関係の法律についての情報提供も店舗運営に役立ったという。

今後の展望について

今後の展望について高松先生に尋ねたところ、最近、2階部分にエステサロンをオープンさせたが、将来的には美容室バンビーラをトータルビューティサロンにしたいという思いがあるそうだ。トータルビューティサロンにすることで、地域のお客様が気軽に美容関連の施術を受けられる場所にしていきたいという。そのためには売上を向上させていくことが必要であり、新規客の宣伝や、新規スタッフの採用をしていきたいという。ただ、当然、採用した人には長く定着しつつ生産の向上も頑張ってもらいたいので、対抗意識を持たせるようなやり方ではなく、有給休暇の取得率の向上など、自然な形でモチベーションアップを図っていきたいという。

【取材協力先】
美容室バンビーラ 高松かすみオーナー https://www.bambeela.com/

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