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【支援先サロン取組紹介】株式会社bistari

支援先サロン取組紹介 株式会社bistari 支援先サロン取組紹介

【取材・執筆協力】
株式会社bistari・東京都美容生活衛生同業組合

BA東京美容コンソーシアムは、公益財団法人東京しごと財団から「団体別採用力スパイラルアップ事業」を受託し、支援先25サロンを対象に支援を行っています。
この度、支援先サロンである株式会社bistariの長田士穂オーナーにインタビューを行いましたので、今回はそのインタビュー内容をもとに、サロンの特徴や、採用の現況などについて、好事例としてご紹介します。

株式会社bistariは主な事業として、まつ毛エクステサロンである「まつげエクステcoto」を展開している。その他は、JEAの認定校である「porte-ポルテ」とヘアメイクブランド「RUKKA」がある。「まつげエクステcoto」は「キラキラしたサロン!というよりは、ホッと落ち着くカフェに遊びに来たような、そんな温かい空間」をコンセプトにしたお店だ。大人の町というイメージがある二子玉川と代官山で、大人女性にとって居心地が良い空間を提供している。衛生管理にも力を入れており、手指消毒やツイザーの個客ごとの交換・消毒の徹底はもちろんのこと、全スタッフが日本アイリスト協会の衛生管理士資格講習を毎年受講して知識のアップデートをしており、眼科レベルの衛生管理を目指してサロン運営をしているという。安心した空間を作り上げるために徹底して努力する姿勢が見受けられる。

coto 代官山店/二子玉川店

お互いが助け合うという気持ちを持ったサロン

「会社はスタッフを大事に、スタッフは会社を大事に」 というのは、代表である長田オーナーの言葉である。相互扶助について、社是として掲げているサロンは多くあるが、実際に実践できているサロンはどれほどあるだろうか。 株式会社bistariが運営しているのはまつエクサロンだが、まつエクサロンは基本的に女性の現場であるため、結婚や出産といったライフイベントにより、スタッフの休職が必要になる可能性がある。個人のライフイベントに対する会社の姿勢は働くモチベーションに大きく作用する。 「お客様の前にスタッフを大事にして、スタッフの心が満たされることで、その満ちた心は、お客様への真心となり、お客様にとって居心地の良い空間を作ってくれる」 株式会社bistariのスタッフにはこの考え方がしっかりと根付いている。この考え方を、お店の名前からとって「Cotoイズム」と呼んでいるそうだ。 まつエクの施術は美容師と異なり、基本的にアシスタントがいない。だからこそ、スタッフ同士が、お互いをサポートする意識を持ち、助け合える環境でなくてはいけない。相互扶助の考え方は定着率の良さにも結び付き、全スタッフが3年以上働いているという結果を生み出している。

大手にも負けない手厚い保証

労働時間については8時間労働1時間休憩を基本としている。残業は月に20時間未満。9時~19時を営業時間とする店舗と、10時~20時を営業時間とする店舗があり、9時に営業開始の店舗では、8時半を始業時間として、予約がない場合、17時半には退勤ができる。休みについても希望休の完全週休二日制で、土日も月に二日まで希望休を出すことが出来る。有休も法定通り半年で10日を付与、土日にそれ以上休みたい場合は有給で対処できる。土日休みや連休も取れれば、アフター6を過ごすことも出来るため、他業界の友人や夫婦生活でのずれ等も防ぐことが出来る。
補償についても、社会保険、雇用保険は当然完備。それに加えて、美容室では珍しい退職金共済の制度がある。充実した保障の背景にあるのは、大手を選ばず、個人店を選んでくれたスタッフたちに対して、大手と同じまではいかないまでも、可能な限りはそれに近づけるように努力して、安心感を与えられるような手厚い保証をしてあげたいという、長田オーナーの気持ちの現れである。

採用の状況

株式会社bistariは、そもそも求人サイト等で大々的に求人募集をかけることが少ないという。では、どのようにして採用を行っているのかというと、HP上に常設している採用ページを通じて申込があるという。このように、近年の美容室の採用においては、求職者がHot Pepper beautyなどの美容室検索サイトを見みることでサロンのイメージをつかみ、HP上へとリンクをたどり、求人ページから申し込みを行うというケースがある。特に中途採用の場合に多くみられる。
株式会社bistariは中途採用者のみをこれまでに採用している。それは、技術的に新しくデザイン性が高く高レベルなものを求めている関係上、覚えることが多く、経験がある人材でないと対応が難しいためだ。中途採用者でも最初の数か月は覚えることが多く、苦労するという。ただ、中途採用が多いことにより、結婚や出産の時期が重なっていることが、悩みの種の一つだという。その解消のためにも、これまで採用した実績がない新卒の採用を現在検討しているとのことであった。

団体別採用力スパイラルアップ事業について

株式会社bistariは、団体課題別スパイラルアップ事業における各種講習会に出席している。特に印象に残っているのはアピアランス・サポート技能講習会で、がん患者の方に対する接し方を学ぶことが出来たとのこと。「がんと共に生きる」という言葉が定着した現在、長田オーナーもがん患者やその家族の施術を行った経験があるという。「その時に知識があれば、もっと美容の専門家としてのアドバイスを送ることが出来たかもしれない、今後は美容師としての適切なアドバイスが出来る」と講習で学んだ内容を前向きに生かそうとしている。また、コンサルティングを通じて、自社の就業規則を多面的に見ることが出来たことも良い機会であったとのことだった。

今後の展望について

新型コロナウイルスのこともあり、お客様の戻りは7、8割程度だという。
「今後、事業の展開も考えると、新規顧客を獲得していかなければならない。そのためには、新しい施術などを試していきたい」
長田オーナーは今後のことをそう語った。

【取材協力先】
株式会社bistari https://bistari.co.jp/

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